「タイドライン」とは、 潮の満ち引きで変化する陸と 海の境界線のこと。 人類が誕生するはるか前から 淡々と続けられてきたこの営みは、 時として、 大陸を削るような大きな力を持っている。 まるで、ある種淡々とした人々の営みが、 世代を重ねることで偉大な文明を 築き上げるように…。 繰り返し、ということでいえば、 人間同士のふれあいもそうではないだろうか？ 「和解、誤解、瓦解、そしてまた和解…。 潮の満ち引きのように繰り替えす タームを通じて、 人と人はふれあい、 離れ、関わりあうのだ」と、 原作者の一人、 小澤さとる氏は語る。 「人間同士理解することは大変で難しい。 だからこそ、それだけの価値があることなんだと 若い人たちにも伝えたい。」とは、 監督、飯田馬之介氏の言葉だ。 本作品は、3DCGによるリアルな 潜水艦アクションと、 アニメーションならではのダイナミックな 動きをフックとし 困難によって成長していく少年の姿や、 その指標となる大人たちの生き様を描く、 本格的なSFドラマ作品である。